甦る「言志四録」──川上先生訳で読む
(著) 木村壮次
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―『菜根譚』と共に日本人の心を支えた名著を読む―
・自分で自分をあざむかない。これを天に事(つか)うというのだ(言志耋録106)。
・過去の非を後悔する人はあるが、現在していることの非を改める人は少ない(言志録43)。
・人と話す際には、相手の長所を話させるがよい。自分に益するところがある(言志録62)。
・自分というものには、真の自分と仮の自分とかあって、真の自分をもって、仮の自分に克つのは、天の道理である(言志耋録40)。
江戸時代末期の儒教学者・佐藤一斎翁の思索の結晶であり、幕末から戦前までの長きにわたって多くの日本人に影響を与えた『言志四録』。若者から高齢者まで生き方に惑う全ての人の指針となり、リーダーや経営者にとっても示唆に富む言葉で溢れたこの書物を、川上正光氏の訳をもとに膨大な語録からテーマ別にピックアップし、適宜コメントやコラムを付したポケット版『言志四録』。
[目次]
はじめに
Ⅰ.天命
Ⅱ.志
Ⅲ.人物論
Ⅳ.修養
Ⅴ.学問
Ⅵ.経済
Ⅶ.処世の心得
Ⅷ.健康・養生
あとがき
主な参考文献
著者略歴
[担当からのコメント]
ポケット版『言志四録』として、ぜひ本書を多くの方にご活用いただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
木村 壮次
経済コラムニスト(月刊『物価資料』など。
東京都立大学卒業
経済企画庁(現在の内閣府)に入庁し、『経済白書』の作成や都道府県に対し地域経済計算の推計を指導。出向先の農林省で、『農業白書』の作成、防衛省防衛研究所で自衛隊幹部生に対し、〝経済〟の教育・指導に従事。退職後、東洋学園大学現代経営学部教授
趣味は〝気〟の探求
著書『超訳報徳記』致知出版社、『日本には尊徳がいた』22世紀アート
共著『日本経済読本』日本経済新聞社、『新聞記事の読み方』ぎょうせいなど。
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