現代版甘藷考:おいもさんが日本人の命を救った!
(著) 伊波勝雄
Amazon作品詳細
[商品について]
―たかがイモというなかれ。イモをみれば歴史がみえる―
熱帯アメリカ地域が原産であるといわれ、大航海時代とともに様々なルートを経て世界各地へ伝播し、野國總管の手により中国から沖縄にもたらされ日本に伝来した甘藷。甘藷の伝播の経緯からベールに包まれた野國總管の実像、「いもの日」をはじめとする現在の沖縄といもとの関わりまで、甘藷伝来400年祭事業の一環として記念誌編纂に携わって以来20年にわたり甘藷を研究してきた著者が、これまで発表した論考に新たな資料を加えまとめた現代「甘藷考」。
[目次]
まえがき
第1章 甘藷のきた道
第2章 野國(のぐに)總管(そうかん)
第3章 野國總管祭
第4章 甘藷功労者群像
≪参考・引用文献≫
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
料理、スイーツ、お酒とイモは私たちの生活に欠かせないものですが、イモに特別な関心を寄せるということはあまりないのではないかと思います。野國總管の事跡とともに、ぜひ多くの方に本書を通じてイモについて考える機会を持っていただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
伊波 勝雄(いは かつお)
1939(昭和14)年1月7日、沖縄県嘉手納町生まれ。
東洋大学経済学部経済学科卒業。
【職歴】
中学校社会科教諭。沖縄県教育庁中頭教育事務所人事主査・指導主事・指導課長。宜野湾中学校教頭。コザ中学校校長。川崎小学校校長。嘉手納町教育委員会教育長。沖縄県町村教育長会会長。嘉手納町史編纂審議会委員長。嘉手納町文化財調査審議会委員長。
【受賞・表彰歴】
沖縄タイムス教育賞受賞。中学校教育50周年記念文部大臣賞受賞。地方教育行政功労文部科学大臣賞受賞。瑞宝双光章受章。甘藷伝来410年祭甘藷功労賞受賞。嘉手納町制施行40周年記念教育功労賞受賞。
【主な編共著書】
「社会科系教科教育の理論と実践」(清水書院)、「社会科のための民俗学」(東京法令)、「沖縄の社会と文化」(教育出版センター)、「世替りにみる沖縄の歴史」(むぎ社)、「角川日本地名大辞典〈沖縄県〉」(角川書店)、「沖縄歴史地図〈歴史編〉」(柏書房)、「沖縄の英雄伝」(むぎ社)、「嘉手納町の先人たち」(嘉手納町教育委員会)、「嘉手納町屋良誌」(嘉手納町字屋良共栄会)、「屋良の民俗誌」(嘉手納町字屋良共栄会)、「写真に見る屋良村の昔と今」(嘉手納町字屋良共栄会)、「伊波一門 門中誌」(丸正印刷)、「折々の記―わが思索のあと―」(第一資料印刷)、「我・人・自然を恋うる歌」(第一資料印刷)、「嘉手納町の歴史と文化」(嘉手納町教育委員会)その他。
新刊情報