海辺の回想──螺良君枝詩集
(著) 螺良君枝
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[商品について]
―今はひととき、詩の中で―
まぶしいほどの命の輝きは、時とともに微かな灯となってゆく。遠い日の記憶は、時とともに輝きを放ってゆく。そしてわたしは今という時のなかで、詩の言葉を紡ぎながら、目の前を流れる人生という大河を見つめ続けているーー文学を愛し、書くことに救われながら、生きることの喜びと哀しみを衒いのない言葉と詩情で描いた、心に沁みる詩集。
[目次]
第一章 炎天
冬の天
雑草
炎天
退職
望郷
沼の回想
花の寺
鳥
昇仙峡
千足峠
第二章 海辺の回想
体育する少女
手術
白い部屋
海辺の回想
流れのなかで
秋思
海辺の朝の街
失踪
五月の雨
冬の飛蚊症
第三章 五月のうた
生きる
冬の栴檀
撓む
手
雨季点描
曇天
介護の記憶
五月のうた
かすかな鼓動
同士
あとがき
[著者紹介]
[担当からのコメント]
詩はやっぱり共感したり元気になったりするものがいい、本書はそんな風に思われる方にぜひお薦めしたい作品です。等身大の目線で、ときに優しく、ときに哀感を込めて綴られる言葉の世界を、どうぞじっくりとお楽しみください。
[著者プロフィール]
螺良君枝(つぶら きみえ)
栃木県那須郡烏山町(現那須烏山市)生まれ。
◇詩 集 昭和58年日本現代詩人叢書第83集
―春のくる日― 芸風書院
◇遺句集 平成6年5月19日
螺良英男遺句集「未完のうた」電算印刷株式会社
所属
芳賀町文化協会 文芸の部個人会員
真岡市詩愛好会「雲」在籍
芳賀の随筆の会会員
栃木県文芸家協会会員
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