野菜作りのプロのキホン──農作業から野菜別栽培法まで、技術と考え方を教えます
(著) 前田泰紀
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[商品について]
―野菜との対話と観察、そして本書があれば、貴方も「野菜作りのプロ」になれる―
「雑草が生えている畑をそのまま耕して大丈夫?」
「畑に入れる元肥の量は土質によって違う?」
「直播で発芽しないときの原因は?」
「夕方のかん水はどうして悪いの?」
「カボチャ収穫の適期を知る方法は?」
家庭菜園などで野菜を作っていると、うまく育てられなかったり色々な疑問にぶつかったりすることはありませんか? そんな方のために、どうすればプロのような美味しい野菜を栽培できるのかを丁寧に解説したのが本書です。全ての野菜作りに応用できる基本技術からよく作られる野菜別の栽培方法まで、「なぜそうするのか」という考え方から説き起こしながらQ&Aも交えつつ説明していきます。美味しい野菜を作りたい方、「野菜作りのプロ」になりたい方、就農を目指す方にも必見の一書です。
[目次]
まえがき
第1章 野菜作りの技術を知ろう
畑の耕起
●畑の耕耘について
●硬盤層の破砕
●緑肥作物のすき込み
施肥
●施肥の仕方
●腐食
●堆肥の入れ過ぎに注意
●肥料の働き
●土壌分析
●CEC(陽イオン交換容量)について
●肥料設計
●元肥
●土壌の崩壊
●野菜の根の塩基置換容量について
●塩類濃度障害
●除塩
●緑肥作物の除塩
●連作は土壌病害を増やす
●輪作
畝作り
●畝作りについて
●溝肥施肥
マルチング
●マルチの張り方
●高温下での野菜生産
●夏のグリーンマルチは危険
●生育温度
播種
●タネ播き
●播種箱に培土を詰める作業
●タネ播きの仕方
●タネ播きの時期
●直播
●好光性種子に注意
●タネを播くときの深さ
●鎮圧の重要性
育苗
●苗作り
●良い苗
トンネル栽培
●トンネルの張り方
●低温期の植え付け後のトンネル被覆効果
●トンネルの開閉
定植
●植える時の注意点
●株間について
●植え穴処理と株元かん水
初期生育の管理
●初期生育時の管理について
●初期生育とは
●根の生育と肥料濃度
中耕
●中耕について
●ネギの土寄せ
●根には酸素が必要
●敷き藁について
●除草について
仕立て方
●果菜類の仕立て方
●露地キュウリの低段3本仕立て栽培
●果菜の苗を植えたら、何もしないに注意
整枝
●整枝について
●整枝での摘み過ぎに注意
●枝摘みをすることが分からない
かん水
●かん水について
●野菜と水
●かん水は基本的に午前中
●悪いかん水の仕方
●野菜の生長には水が必須
●水と根の発達
●呼吸と蒸散
畑の乾燥
●乾燥は野菜にとって大敵
追肥
●追肥について
●間違った追肥
●追肥をする場合に施す位置
●待ち肥の効果
●結球葉菜の追肥への疑問
●葉面散布の効果と方法
摘葉
●摘葉について
●葉の老化
●摘葉はやり過ぎが良い
病害虫の防除
●湿度と病気
●糸状菌の侵入
●予防農薬
●農薬のローテイション散布
●減農薬栽培
●先手必勝(予防剤)
●全身獲得抵抗性
●農薬液の散布方法
●ドリフト対策
●連作は病気や害虫を呼び込みます
収穫
●収穫について
●未熟果で収穫する野菜の注意点
●ズッキーニの収穫
第1章の専門用語の説明
第2章 よく作られている野菜の作り方
●主に春から播く夏野菜
トマトの雨よけ栽培
ミニトマトの栽培
キュウリの栽培方法
ナスの栽培
カボチャ(西洋)の栽培
ズッキーニの栽培
スイカの栽培方法
ピーマンの栽培方法
オクラの栽培方法
エダマメの栽培方法
つるなしインゲンの栽培方法
スィートコーンの栽培方法
ネギの栽培方法
サツマイモの栽培
ジャガイモの栽培方法
●主に夏から秋に播く秋冬野菜
ダイコンの栽培
ニンジンの栽培方法
カブの栽培方法
タマネギの栽培
キャベツの栽培
ハクサイの栽培
レタスの栽培
ブロッコリーの栽培方法
コマツナの栽培
ホウレンソウの栽培方法
あとがき
著者紹介
[担当からのコメント]
季節の変化を感じながら土の上で汗を流す野菜作りは、心身の健康にとっても良いものではないかと思います。本書は、これから野菜作りを始めてみたいという方にもお役立ていただける内容となっています。ぜひご一読ください。
[著者紹介]
前田泰紀(まえだ やすのり)
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