ほうもん教育の子どもたち【電子書籍版】
(著) 関山誠四郎
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―訪問教育、心の情景―
幼少時の病気で手足が不自由な千とせさんの口から出る心の詩を言葉にした「千とせ(心の詩)」、訪問教育の実際の風景をシナリオ風に描写した「シナリオ訪問教育」、脳腫瘍の手術で身体が不自由になり余命幾ばくもない直ちゃんの命燃え尽きる日々を綴った「白化粧泥の中の世界」、十数年にわたる長い付き合いの後28才でこの世を去った寿美子との思い出を夢の世界の中で語った「寿美子と夢の世界を歩く」など、訪問教育で出会った重い障害を負った子どもたちとの出来事を描いた心のふれあいの記録。
[目次]
はじめに
1 千とせ(心の詩)
初めに
母の日
オルゴール
母の旅行
公園
山茶花
お母さんの誕生日
弟と妹
雪んこ
淋しくないよ
幼なじみ
海が見たい
カレー食べる会
チューリップさん
2 シナリオ訪問教育
タイトル 訪問教育
シナリオ 「ひろ」
3 白化粧泥の中の世界
命消ゆるとき 白化粧泥の中の世界
4 翔太の春
5 旅立ちの日に…ひろし
6 寿美子と夢の世界を歩く
①デート
②幻の尾瀬沼を歩く
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
教育は何ができるのかについて、重い障害を持つ子どもたちの教育現場はその本質を最も純粋に見せてくれると本書を読みながら改めて思います。教育や福祉に関心のある全ての方にお薦めしたい一書です。
[著者略歴]
関山誠四郎
昭和十八年(一九四三)埼玉県北足立郡野田村国民学校助教(月棒三十八円)を命ぜられ、以後兵役一年、小学校三十五年、県立養護学校七年勤務する。
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