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残照──「ストレス」概念を普及させた生理学の巨人・杉靖三郎

(著) 杉晴夫

作品詳細

［商品について］
―自然科学は、「人間の創造の学」である―
今も世界の生理学研究に使用されている「隔絶箱」を創案し、今では当たり前となった「ストレス」という概念を日本に紹介・普及させるなど、日本の医学・教育・研究に大きく貢献した医学博士・杉靖三郎。
本書は、専門の生理学だけでなく医学知識の普及や科学的精神の啓蒙活動においても活躍した氏の生涯をたどりながら、その思想と多彩な活動を振り返っていく。
日本の医学・科学研究史としても示唆に富む一書。

［目次］
はしがき
杉靖三郎　略歴
著作より
楼門の追憶
語呂の論理か
照魔鏡
科学する心
橋田先生の行学
正法眼蔵と科学精神
日本人の学としての自然科学
橋田先生の御最期
橋田先生からいただいたお言葉（書）
余計な心配が病いをつくる
追悼文
杉靖三郎先生の御功績を称え御冥福を祈り上げて
杉さんの思い出
杉靖三郎先生を悼む
「生体の科学」の創始者 杉靖三郎先生
ホールデンの生物学の哲学的基礎
回想の杉靖三郎先生
杉靖三郎先生の想い出
恩師杉靖三郎先生
謹んで御礼とお詫びを申しあげます
杉靖三郎先生を偲んで
痩身・長身に多才・多芸のあふれ ───杉靖三郎博士を偲ぶ
旧日医会誌編集委員の一人として
我が国の訪問入浴介護事業の 普及に尽力された杉靖三郎先生
杉靖三郎先生を偲んで
杉靖三郎先生を偲んで
杉靖三郎先生の思い出
杉先生の思い出
研究者への扉を 開いてくださった杉先生
日々是好日
「身心」と「心身」
故杉靖三郎先生を偲んで ──学生時代の思い出
杉先生は私の道標です
杉靖三郎先生を偲んで
橋田邦彦先生と杉先生を思う
杉先生の研究についての思い出
私の命の恩人、杉靖三郎先生
父の生涯の回想
スケッチ帖から
あとがき
編者紹介

［担当からのコメント］
本書に掲載されている杉靖三郎氏の著作には科学と文学が共存していた寺田寅彦のエッセイのような面白さがあって、あらためて氏の懐の広さを感じさせられます。
同時に本書は「科学する心」の大切さを教えてくれる作品でもあります。ぜひご一読ください。

［編者紹介］
杉 晴夫