[小説]夕(ゆう)べに、愛を患う

(著) 小野瑛一郎

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作品詳細

[商品について]
―愛は目を離した隙に、行方をくらませてしまう―
ある日、島田理のもとに届いた1通の手紙。かつて愛した女性からのその手紙には、自らの近況とともにふたりの友人の突然の死をきっかけに起きた20年前のあの事件への思いが綴られていた──互いに愛し尊敬し合っていた者たちが、いつしかそれぞれの隠された思いによって引き裂かれていく様を、人間の感情のひだと共に繊細な筆致で描き上げた大人のための愛の物語。

[目次]
愛 惜
酒房「静香」(一九八二年四月)
花と蝶
恋のはじめ
用心棒
愛 執(あいしゅう)
真夜中のワルツ
絵画展で
暗 雲
落 涙
悪企(わるだく)み
蜉蝣(かげろう)
瓦解(一九八四年四月)
著者プロフィール

[担当からのコメント]
愛は憎しみと裏腹にあるものとは言いますが、もしかしたら愛は愛のままでも人を残酷にすることもあるのかも知れません。愛とは何か、思い惑うすべての人にお届けしたい一書です。

[著者プロフィール]
小野 瑛一郎(おの・えいいちろう)
本名・小川研一郎。

1940年東京都生まれ。
慶應義塾大学卒業後、三井物産㈱に入社。
主に食料部門営業畑を歩む。
米国(サンフランシスコ店)、泰国(バンコク店)、
静岡支店、那覇支店勤務。
(食料部次長/那覇支店長を経て)2000年12月退社。

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