七曲り峠 : 菅原弘助五行歌集
(著) 菅原弘助
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―言葉の方舟に収められた、生と死、生命、哲学、そして男の魂―
死にゆく
その日から
逆算すると
今日の日は
鮮明だろう
(「一、 生きる・もの思う」より)
5行のうちに「もの思い」や「心のつぶやき」を表現する五行歌。俳句や短歌とも違うその形式は、高度な文学性と合理性、そして未来への可能性を孕んでいる。革命的な詩形に詩人の魂を象った、246首を収める第一歌集。
[目次]
はじめに
一、 生きる・もの思う
二、 人・世相
三、 自然・宇宙・生命・現世
四、 男と戦・仕事
五、 自分
六、 生活・日常・旅
七、 野生
八、 雪・季節・ふるさと
九、 男と女・恋
十、 家族
十一、 七曲り峠
十二、 還る・詩人(うたびと)
男歌の条件 菅原弘助歌集跋 草壁焰太
著者略歴
[担当からのコメント]
万葉集には短歌だけではない多様な形式の歌が収められていますが、それが独特の生命力となって今も私たちを惹きつけているのではないかと思います。本書に収められた作品を通じて、五行歌という生命力が拓いていく新たな詩の世界をじっくりとお楽しみいただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
菅原 弘助(すがわら・ひろすけ)
1950年(昭和25年)秋田県羽後町生まれ。
秋田大学大学院工学資源学研究科博士前期課程修了。
酒類販売業。
元羽後町議(4期連続)。
1986年秋田の冬の風物詩「ゆきとぴあ七曲・花嫁道中」を企画・立案し、実行委員長を務める。
1995年から「雪中貯蔵酒・七曲り峠」を考案、販売する。「利雪運動」はライフワーク。
1997年5月五行歌の会入会、同人。
秋田羽後五行歌の会代表。
毎日新聞電子版・秋田版「楽しく五行歌」選者(2003年5月〜2021年7月。)
NPO法人「かまいたちの会」理事長 顕彰(舞踏家 土方巽・写真家 細江英公)
かまいたち美術館館長
七曲り峠花嫁道中保存会会長
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