良寛の百人一首──桂家と良寛、その歌と歴史のつながりの中から

(著) 桂尚樹

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作品詳細

[商品について]
―桂家の歴史から、良寛がみえる―
梅が香を麻の衣につつみてば 春は過ぐとも形見とならむ
良寛は百人一首から二つ以上言葉をとり、百人一首の内容と同じにした、自らの百人一首を作っている。また豊臣秀頼や桂譽春の歌についても同様の手法で詠んでいる。長年良寛と桂家に関する研究をしてきた著者が、その成果に基づき「良寛の百人一首」を選び本歌とともにまとめたのが本書である。良寛の歌を繙けば、そこには良寛と桂家のつながりや良寛の新たな姿が見えてくる。和歌と歴史の中にある良寛の実像に迫った一書。

[目次]
はじめに
良寛の百人一首
秀頼の歌
桂譽春の歌
桂譽章の歌
国家豊饒
賤が伏屋
「涙」と「嬉し」
よそに
名は
おわりに
著者プロフィール

[担当からのコメント]
良寛さんといえば、その人柄の親しみやすさと共に和歌や漢詩、書などの分野で今も人々に愛される存在ですが、本書の中の良寛には高い教養と才能、そして人生に静かな眼差しを向けるような少し違った雰囲気を感じます。良寛という人間像への理解を深める一助として、多くの方に本書をご活用いただければ嬉しく思います。

[著者プロフィール]
桂 尚樹(かつら・なおき)

昭和19年、新潟県五泉市に生まれる。昭和42年学習院大学法学部卒業。平成16年トッパン・フォームズ(株)定年退職。
平成7年10月以来、良寛と桂家に関する研究に入り、成果を本に著した。
著書『豊臣秀吉の子孫良寛と桂家』(新人物往来社)、『良寛の出家と木下俊昌』(リーベル出版)

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