[詩集]色々言われた──ペンと紙と拙のうた

(著) 中野学

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作品詳細

[商品について]
―人生の隘路で、道理なき人生を叫ぶ―
己れの身のまわりが静謐であること/それを望むのは金持ちであろう/貧乏人がそれを望んだら/貧乏なままである/塞き敢えぬ欲望に突つかれて/ああだこうだとしていれば/波風が立って静謐には収まらぬ/その騒擾の乱戦の中で/手足も頭も遣ってバタバタしては/金を掴むしかない/その姿を他人は謗りも嘲りもしようが/空嘯いてやるだけである(「責任」より)
匍匐する人生、逆転のない人生、敗北する人生、そして才を恃みに生きる人生──文学を志し、孤高の道を歩みながら、言葉を武器に今日も独自の世界を書き続ける一人の文士の、激情と咆哮の詩集。

[目次]
哀感(あいかん)の女
ベンチャーズを
圭角多く
老い耄れ
秋津島の雨
翔べ
吉田矢健治を忘れまい
ダイヤモンド・ハート
憎まれ者
汝 死ぬるか
蚊一匹

信条
秋の長夜(ながよ)
天稟(てんぴん)
婉曲
神よ
祝ぎ酒
臥薪嘗胆

天才
矢絣新次郎
愁殺
色々言われた
能力主義
女が衷情
都塵の花
詩も小説も
ペンは放すまじ
大間の鉄
陶冶
阿ねり諂い
自信
脚下照顧

水没
マサやん
空言
病い
気配り
倖せ
逸らす
箴言
スクラッチ・ゲーム
犯罪をやらせる
さあ吸え
雪が降る
関頭の一番
秋津島の愚昧
身分主義
懐郷
意地悪
牽強付会
アイディア
恋歌(れんか)
南無三
文矢
諧謔
沛然たる雨
眼(め)つき
誰が為のポエジー

留鳥と候鳥
祝ぎ歌など
七十の心
妬み
テレビ虫
嫌われ者
よくしてくれし人
流れ船
手書きにて
容喙
落莫
責任
青山
口紅記念日
怠け者
太陽と月

野狐禅
東京パラペリマン
日本人との相違
簡勁と豪奢
打ち気
鬼手
不幸者
吾が道
詩小説しか
淋しき夜
匍匐
瞞着
清閑などは
人生
宗教
貧者
あと五年の命を
一日二十四時間
信ぜられるかこの俺を
人間幾種
繊細
常識
IF
千荊万棘
蚊蛾(かが)
創りもの
著者プロフィール

[担当からのコメント]
本書の中には、市井を生きる私たちだからこそ心に響く言葉が著者独自の感性で綴られています。名もなき人生を歩む全ての人にお届けしたい一書です。ぜひご一読ください。

[著者プロフィール]
中野学(なかのまなぶ)
昭和18年5月26日生まれ。茨城県出身、在住。
本名は高橋武人。第2次大戦中の出生故、武人とは軍人になって、日本のために戦うようにという命名。
しかし、本人は武道には向かぬ、軟弱なる体質。
若い頃は芸能人志願。26歳以降、小説家志望にて、膨大な量の原稿を各方面に送り散らして来た。三度の自費出版を経験。

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