医の心 人の命~白川病院地域医療3代の継続~
(著) 野尻眞
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―オンリーワンではなく、ベストワンの病院になろう―
「郷里の白川町をユートピアにしたい」「白川町すべての人々の生命と健康を守る理想の地域医療を実現したい」、そんな思いから生まれた「シラトピア構想」は、地域の人々の人生それぞれのシーンに応じて医療や福祉などを提供する、これからの日本の社会に必要な総合サービス体系を目指している。高齢化社会と地域医療の現場で理想の医療を提供すべく奮闘してきた、三代目白川病院院長の半生記。
[目次]
第一章 帰郷
父の死
色紙に書かれた「まちがいのないものを求める心」
第二章 私の「シラトピア」構想
「地域の生命と健康を……」
「四本柱プラスα」の構想
第三章 私のめざす総合医療
治療学と診断学
西洋医学と漢方薬
第四章 ベストワンの組織を……
チーム医療のメリット
院長以下を任期制に
第五章 「超高齢社会こそすばらしい」
長寿社会医療への提言
薬価制度の問題点
コラム
歴史と創立意義:地域医療の志
父の死に直面して誓った遺志継承学んだ医療者としての原点
開業当初から考えた地域医療への貢献:保健・医療・福祉・健康増進の4本柱
三位一体の地域医療の実践者、黒岩先生のゆきぐに大和病院を見学
しらとぴあの実践
医療経営の話
医師不足
介護科長制度の運用開始
特別講義・地域臨床実習生の受け入れ
新型コロナウイルス感染症について
海外技能実習生
新藤県議、弔辞 初代白川町長の白川病院へのエール
著者略歴
[担当からのコメント]
地域医療にとって一番大切なものは何でしょうか。高度な治療設備、高い医療技術、患者との信頼関係、もちろんそうしたものが必要なことは言うまでもないですが、これからの医療にはさらなるプラス・アルファが求められているのではないかと思います。医療従事者はもちろん、地域医療について考えたい方にもお薦めの一書です。
[著者略歴]
野尻 眞
医療法人白水会・白川病院院長。
関西医科大学卒業後、岐阜大学付属病院医員や、市立羽島病院、土岐市中央病院、県立下呂温泉病院に外科医として勤務。
昭和55年、白川病院を医療法人へ組織変更し、理事長に就任。
57年、二代目院長に就任。
診療科、医師の充実を図り、最新機器を積極的に導入して設備を整えるかたわら、高齢化問題にも目を向け、在宅介護センターや特別養護老人ホームを建設。
「医は人となり」を座右の銘に東洋医学も取り入れた総合医療福祉を目指している。
令和5年 日本医師会/産経新聞社 主催「第11回 日本医師会赤ひげ大賞」の赤ひげ功労賞 受賞
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