キリストはいつも身近に: 混乱と不安の中にある神の愛

(著) 氏家富緒

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作品詳細

[商品について]
―「路の傍らに落ちし種」とならないために―
神の姿に似せ、理想的な像として造られたとしても、人類は他の動物と同じように被造物の一種であり、大自然の中で生かされている存在であることに変わりはない。しかし創造神に生かされていることを忘れ、自己本位な欲望に支配されている現在の世界は、その結果として環境汚染や異常気象、社会不安など様々な問題に晒されている。 本書は、それでも尚失われることのない父なる神の慈愛について、キリスト者として信仰への思索を深めてきた著者が、イエス・キリストの事跡をふり返りながら分かりやすく解説した作品である。 自閉的な断絶がはびこる現代社会において、あらためて人の生き方を問い直す導きの書となっている。

[目次]
まえがき
序 論
エデンの東の園での出来事
エジプトからの脱出と十戒
福音書でのキリスト
旧約聖書でのイエスについての予言
本 論
イエスの誕生
バプテスマのヨハネによる霊魂救済への地均(じなら)しとイエス宣教の始まり
「神(かみ)の子(こ)イエス・キリストの福音(ふくいん)の始(はじめ)」
イエスの最初の弟子達とカペナウムの会堂での出来事
カペナウムの会堂を出てからの その町での出来事とガリラヤ全地での宣教
カペナウムへの再訪問とそこでの奇跡、及びレビを召し出す
断食と安息日についてのイエスの教え
再びカペナウムの会堂とガリラヤ湖岸での出来事と イエス十二使徒の任命
イエスの聖霊の力と聖霊を穢す罪、又、イエスの母、兄弟達とは
種が蒔れた地面と生長する種のたとえ
神の国のたとえと、真の信仰とは
悪霊に取り付かれた人を癒す
長血の女のいやしと会堂長の娘を生かす
イエスの郷里での宣教と十二弟子達の派遣
ヘロデ王の恐れとバプテスマのヨハネの死の理由
十二使徒達の帰還と五千人の人達の食物を賄う
ほか
結論
一、イエスの弟子の選び方
一、本当の「信仰」とは、
一、凡ての戒めの中で一番大切なもの
一、肉的姿にてこの世に送り込まれている故のイエスの悩み
一、ペテロの躓き
一、一〇〇パーセントのイエスへの信頼
あとがき
【参考文献】
著者略歴

[出版社からのコメント]
自立した個人が称揚される現代社会において、自然や人、社会に生かされているという考え方は、以前に比べると影を潜めているように思います。本書はイエス・キリストをテーマとした作品ではありますが、全ての信仰の源泉であり、地球環境に生きる上での前提でもある「生かされている」という意識に改めて目を向けるという意味では、信仰の有無にかかわらず、どの様な方にもお読みいただきたい内容となっています。

【著者プロフィール】
氏家 富緒(うじけ・とみお)
1933年香川県仲多度郡善通寺町(現・善通寺市)に生まれる。
1951年愛媛大学文理学部理学科入学、翌年中退。実家の工務店を手伝う。
1959年香川大学経済学部卒業。同年、江崎グリコ株式会社に入社。
1966年千里ニュータウン・バプテスト教会において、米国宣教師ドン・シスク師より受洗。
1990年江崎グリコ株式会社を退社。同年ユート開発株式会社を設立。
2013年ユート開発株式会社を解散。 著書 2007年7月『神はその獨子を賜うほどに』(新生出版)
2009年6月『神の義による恵みに生きよ』(新生出版)
2010年4月『神の義の恵みと怒り』(文芸社)
2012年4月『神との義』(ルネッサンス・アイ)
2013年12月『永遠の生命』る(ルネッサンス・アイ)
2014年11月『神の怒りと死後の世界』(ルネッサンス・アイ)

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