山おりる夏—長崎少年物語
(著) 菅敏彦
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―生きること、死ぬこと、幼い心に残された父の想いとは―
腕のいい瓦職人だった父が事故で急死して以来、真は山の中で過ごすことが多くなった。かつて父に連れられて行った山、そこには仕事で家を空ける母への淋しさと、母と共に行かなかった罪悪感を紛らわせてくれる父の面影があったーー戦後の長崎を舞台に、ひとりの少年の心の葛藤と成長を、生と死が交差する夏の季節の中で描いた家族と命の物語。
[目次]
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著者プロフィール
[担当からのコメント]
生命の躍動と同時に死も感じさせる夏、そこにはお盆があり、原爆の記憶があり、最後の命を生きる虫たちの姿があります。むせるような夏の生と死の鼓動の中で、少年は何を感じ、何を思うのでしょうか。ぜひ手に取ってご覧いただければ嬉しく思います。
[著者プロフィール]
菅 敏彦(すが としひこ)
1953年(昭和28年)、長崎県長崎市生まれ。
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