斑が吼える
(著) 小野三蔵
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―親は子を思い、子は親兄妹を思い、人は人を想う―
開拓団の頃から神童と呼ばれ、この子はいずれ日本の役に立つようになると周囲に期待された少年は、逆境を乗り越えて勉学に励み、司法試験に合格して検事の道へと進むようになる。自らの命と引き換えに産んだ妹、彼女のことを頼むと言いながら死んでいった母の言葉を胸に秘めながらーー敗戦後の日本を舞台に、開拓民として北海道に移住した或る家族と一人の青年を通じて、運命に翻弄される人々の愛と家族の絆を描いた物語。
[目次]
序文
斑が吼える
開拓団入植
血のつながり
大志燃ゆ
男のけじめ
悪は身近に
涜職の鬼
父の死
東京地検特捜部
広瀬川の春
列島病む
肉親愛
斑が吼える
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
時代とともに家族のあり方は変わっていきますが、その中でも人が人である以上は変わらないものがあるのではないかと思います。家族や人間のそんな姿に出会える物語、ぜひご一読ください。
[著者略歴]
小野三蔵
昭和5年山形県生まれ
苫小牧市新富町
出版著書
黒い土(昭和60年)
オコタンペの夜(平成元年)
浜町物語り上(平成7年)
浜松物語り下(平成9年)
杉ロマン(平成12年)
未必の故意(平成12年)
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