山桜の道 ー俳句と文ー

(著) 長谷川太郎

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作品詳細

[商品について]
―風景が、薫る―
東雲や炭焼くけむり谿を這ふ
山門の上り下りや雪解水
白雨やみ瀬音の近き峡の家
青東風や会津盆地は昼餉時
あをぞらや色佳き柿を捥ぎ残す
東北の豊かな自然の中で季節の移ろいとともに変わりゆく農村の日々を詠んだ251句に多彩なテーマの随筆を収めた、静かな詩情が心に沁みる俳文集。

[目次]
序に代えて
一  初 旅
二  花の宵
三  白 雨
四  青東風
五  今朝の秋
六  霜 夜
郷里の古道
拾遺六葉
あとがき
著者略歴


[担当からのコメント]
俳聖・芭蕉が訪ね歩き、多くの詩人や歌人を排出してきた東北という地の風景には、私たちの詩情を掻き立てる何かがあるのかもしれないと、本書を読んでいるとふと思ってしまいます。
そんな独特の空気を、ぜひ本書と共にお楽しみいただければ嬉しく思います。

[著者略歴]
長谷川太郎(はせがわ・たろう)

1948年(昭和23年)福島県会津坂下町生まれ

2001年 句集『斑雪山』
2010年 句集『返照』
2015年 歌集『書肆の灯』
俳誌「秋」同人

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