生命と宇宙の謎をもとめてーーある生化学者の研究録
(著) 劔邦夫
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―研究も、人生も、一筋縄ではいかないから面白い―
生物はエネルギーを勢い良く散逸しながら構造の形成と消滅をリズミックに繰り返しつつ生命を維持するものであるという「散逸構造理論」をベースに、酵母を使いそのメカニズムを明らかにしてきた著者は如何なる生化学者人生を歩んできたのか。その生い立ちから最終的に生命と宇宙の一体性へと至るまでの道のりを、ひとりの生化学者の歩みとして綴った半生記。
[目次]
1)生い立ち
2)小学校時代
3)中学から大学時代
4)結婚そして生化学教室入局
5)アメリカ留学
6)山梨への転任
7)山梨医大にて
8)生命と宇宙の一体性
参考書籍:自著
著者略歴
[担当からのコメント]
宇宙論にしても生物学にしても、その研究を繙けば背後には研究者の人生が広がっていることに気づきます。その意味では、研究成果をより理解するためにその研究者の人生を知ることは、とても意義深いのではないかと思います。独創的な生命論を展開する著者の人生が綴られた本書、ぜひご一読ください。
著者略歴
劔 邦夫(つるぎ・くにお)
昭和16年(1941年)新潟で生まれる。
昭和41年 新潟大学医学部卒業。1年間の臨床実地訓練を受ける。
昭和42年4月 新潟大学大学院博士課程入学。生化学を専攻。
昭和46年3月 新潟大学大学院博士課程終了。医学博士。
昭和46年4月 新潟大学医学部助手。生化学教室勤務。
昭和48年から2年間、米国シカゴ大学でポストドクタル・フェローとして生化学研究に従事。
昭和53年5月 新潟大学医学部助手助教授。
昭和59年4月 山梨医科大学医学部教授。生化学第二教室を主宰。学部学生の生化学講義を担当するとともに、十数人の大学院生の研究指導を行った。
平成19年3月 定年退職。現在、山梨大学名誉教授(医学部・生化学)。
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