東京の「お笑い」が元気だったころーー広告会社からお笑い作家へ:わたしの東京漫才うらばな史

(著) 遠藤佳三

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作品詳細

[商品について]
―今も続く「MANZAI」ブームの原点は、ここにある―
大学卒業後に意気揚々と博報堂に入社するも余りのハードさに音を上げてしまい、お笑い作家への道を目指してブーム真っ只中の演芸の世界に飛び込んだ著者は、厳しい修行の中で多くの芸人と出会い腕を磨いた。師匠の小島貞二の仕事の手伝いで知った落語の面白さや新人には勿体ない舞台を与えられた日本テレビの放送作家養成制度、立川談志が司会を務めた「笑点」との出会い、少年時代に熱心に通い今度は仕事場となった笑いの殿堂・浅草松竹演芸場での日々、作家に頼らない新進気鋭の漫才コンビだったツービートとの思い出、若手漫才ブームというニューウェーブに乗って巧みに勢力を広げる吉本興業と日陰に追いやられた古い漫才師の明暗ーー放送作家として、お笑い台本作家として多くの番組に携わり、屈指の人気番組「笑点」構成陣のチーフも務めた著者が、その目で見続けてきた「東京」のお笑いを自身の作家人生と共に綴った放送作家による東京お笑い演芸史。

[目次]
序にかえて
一、お笑い作家への道
二、漫才が元気だったころ
三、漫才、二つの登竜門
四、漫才天気図、くもりのち台風
あとがき
著者紹介

[担当からのコメント]
お笑い第七世代などと言われる昨今ですが、本書を読んでいると改めて歴史は繰り返すのだなと思わされます。その歴史が、本書では時代を共に生きた放送作家ならではの目線で語られています。昭和の演芸史を知りたい方はもちろん、放送作家や台本作家に関心のある方にもお楽しみいただける一冊です。ぜひご一読ください。

[著者紹介]
遠藤佳三(えんどうけいぞう)

放送作家。演芸作家。
昭和11年11月、東京都墨田区生まれ。
東京外国語大学中国科卒。(株)博報堂に勤務ののち、昭和42年にお笑い台本の世界に入り、小島貞二に師事する。以来、多数の演芸人に接し、多数のお笑い放送番組に関与し、多数のお笑い台本を書き続けて現在にいたる。
日本テレビの長寿番組『笑点』構成陣の現チーフ。
主な著書
『宴会幹事プロからのアドバイス』(ぎょうせい)、『落語家面白名鑑』(かんき出版)、「ニッポンお笑い塾」(有遊会編、太陽出版)ほか。

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