彫刻家・吉田光正の全仕事1941ー2021:彫刻という生命、その文化を明日へ

(著) 吉田光正

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作品詳細

[商品について]
―彫刻は1000年先でも残り続ける。そこに命さえあれば―
国立西洋美術館でロダンの彫刻に出会い、美大卒業後は地元群馬に活動の場を移して理想の彫刻を追究してきた彫刻家・吉田光正。美術家集団「レアリスト」の結成に加わり、鑑賞者を励まし生きる勇気や感動、喜びを与える作品作りを目指したその活動は、やがて「北風に向かって」「見つめる」「明日に生きる」など石という不自由な素材に命を吹き込む作品の数々となって結実する。現在は多彩な活動と共に後進の育成にも力を入れる吉田の彫刻人生を振り返りながら、その作品の背後にある彫刻という芸術文化への想いを語った作品集。

[担当からのコメント]
例えば長崎の平和記念像を見たとき、私たちは自然とその像を見上げ、その先にある空に「何か」を感じます。屋外に設置されることも多い彫刻という芸術は、自然や環境と一体となって鑑賞者に語りかけるという点で、他の芸術とは異なる独特の魅力があると思います。そんな彫刻の魅力をじっくりと味わうことができるのが、本書です。ぜひご一読ください。

[著者略歴]
吉田光正(よしだ みつまさ)

1941年 (昭和16年)群馬県高崎市に生まれる。
1959年 県立勢多農林高校園芸科卒。武蔵野美術学校西洋画科入学
1963年 武蔵野美術学校(現大学)彫刻科卒。
1964年 第17回日本アンデパンダン展出品、以降毎年出品。美術集団「レアリスト」結成に参加。
1966年 高橋和子と結婚 1967年長女ひかり誕生
1972年 ブルガリアの首都ソフィア第9回世界青年学生平和友好祭日本文化代表団参加、同国際美術展出品
1972年 「青年」文化庁全国選抜展出品 6月長男 創誕生 1973年7月次女 彩誕生
1977年 自由美術展佳作賞(最高賞)受賞。78、79、80にも受賞。ヨーロッパ9カ国美術研究旅行。
1978年 キューバ、ハバナ、第11回世界平和友好祭日本文化代表団参加。
1982年 由上修三氏主宰による岡庭征人氏と「石と紙の二人展」群馬県民会館。
      吉田光正主宰4月群馬彫刻研究会結成、彫刻家の育成と彫刻の普及をすべく指導に当たる。
1985年 第36回県展「烈風の中で1」山崎記念特別賞受賞、県生涯学習センターに設置。
1990年 甲府市「まちなか彫刻展」コンクール「烈風の中で」入賞、甲府市総合文化会館に設置。
      自由美術展「母と子一わたす」平和賞受賞。
1992年 吉田光正彫刻作品集「石と語る」煥乎堂より出版。
1996年 第3回日本美術会キューバ展、日本代表団団長としてキューバ訪問。
2000年 高崎市美術館「休息」(インド砂岩)、「北風の母子」(テラコッタ)「烈風」(インド砂岩)作品収蔵。
2001年 第16回国民文化祭ぐんま2001年彫刻展「すべる」佳作賞受賞。
      オーストリア・ハプスプルグ宮廷芸術会員に推薦される。
2002年 群馬彫刻研究会創立20周年記念・第8回群馬彫刻研究会展、高崎シティギャラリー、記念作品集発刊。
2003年 日韓交流美術展招待出品、10月日本美術会代表団韓国光州市訪問。
2004年 レアリスト創立40周年記念展、記念作品集発刊。吉田光正彫刻展―空を飛ぶ・ゆめ―煥乎堂画廊。
2005年 キューバ文化交流会主催、日本とキューバ外交関係樹立75周年記念、キューバ彫刻家エリセオ・バルデス、
      エルーテスさんと彫刻シンポジウム開催(4月3日~5月1日)県生涯学習センター他
2006年 吉田光正野外彫刻展、高崎市後援(主催)により4月1日より11月15日8か月間高崎城址公園、群馬音楽
      センター前庭、もてなし広場、NTT群馬支店東、高崎高崎市美術館通り、石彫19点30トン展示。
2008年 吉田光正映画「石と語る」38分完成、DVD6月15日上映会東京信濃町会館
2009年 群馬の美術1941年―2009年「烈風の中で」インド砂岩出品 群馬県立近代美術館
2010年 群馬県より彫刻の普及発展に貢献し県総合表彰(文化功労賞)受賞
      5月第75回高崎市民展覧会運営委員長に就任。76回も運営委員長
2011年 11月4日23年度高崎市文化賞、学術や芸術文化活動の振興と貢献により受賞
2012年 第60回記念平和美術展「嵐の中で」「明日の男」出品、8月12日~19日東京都美術館
      オーストラリア、パース、カーティン大学美術館・木版画3点収蔵
2013年 高崎市文化賞受賞作家展出品2月24日~3月24日、高崎市美術館
2015年 彫刻制作55周年記念吉田光正彫刻展、1月16日~21日高崎シティギャラリー第一展示室、回顧展として
      20代から昨年まで制作の彫刻60点、石彫、木彫、テラコッタ、ブロンズ。版画・デッサン60点展示
      (入場者750人)
      吉田和子作品集「生命の記録」株式会社芸術出版社、吉田和子photo album出版、及び祝賀会開催
      吉田光正彫刻展9月23日~ギャラリーストークス、東京青山・石彫を中心に30点
2016年 11月1日群馬県功労者表彰受賞
2017年 1月29日吉田光正県功労者受賞記念祝賀会ホテルメトロポリタン高崎にて開催
2018年 吉田光正彫刻展、6月6日~12日高崎高島屋5階アートギャラリー、彫刻、版画、デッサン100点展
2021年 吉田光正彫刻展傘寿・作品集出版記念 6月2日~7日、高崎市高島屋5階アートギャラリー
      2021年までに彫刻展18回開催。県外公共施設82ヶ所作品設置
現   在 自由美術協会会員(審査員)、日本美術会委員、美術家平和会議委員、群馬県美術会副会長・審査員、
      群馬芸術文化協会副会長、高崎市民展副運営委員長・審査員、藤岡市民展。審査員、群馬版画家協会会員、
      藤岡美術会会長、群馬平和美術展実行委員会会長、全群馬近代こけしコンクール審査委員、群馬県長寿社会
      つくり財団主催、ときめき美術展審査委員

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