応神・海神族による倭国の統一

(著) 八木喬

Amazon

作品詳細

[商品について]
―万世一系の天皇制の呪縛を解く、新たな日本古代史―
朝鮮半島の南の一部と多くの島々、列島に住んでいた倭人は、共通の言語を持ち海を渡って中国や朝鮮半島の国々と交流していた。その倭人として育った応神や仁徳らは大海を渡って列島の倭の諸国と戦い、やがて統一したヤマト王朝を打ち建てたーーかつて大胆な視点で注目されながらも衰退した「騎馬民族王朝説」説の問題点を練り直し、いまだ謎に包まれている「空白の四世紀」を再構築した、新たな日本古代史誕生。

[目次]
まえがき
第一部 百済で成長する若き人質ホムダワケ
一章 任那(みまな)から未知の世界へ旅立つ
二章 高興(こふん)博士による『魏志倭人伝』の講義
三章 年賀の鷹狩りから七夕の宴へ
四章 谷那鉱山の再開事業
五章 ホムダワケの結婚 …祝宴と帰郷…
第二部 倭の拠点・難波の開発
六章 玄界灘を越えて倭へ、難波へ
七章 葛城に集まった倭の若者達
八章 難波工事の始まりと波乱の幕開け
九章 ホムダワケ 任那の王へ
一〇章 オホサザキ難波・河内の国造りを進める
第三部 海神族による統一倭国家
一一章 蘇我満智 諸国流浪の末に倭へ
一二章 オホサザキ王から雄略へ
一三章 雄略死後の混乱と大伴金村、物部荒甲(あらかひ)らの活躍
一四章 ヲホド王による統一ヤマト王朝成立
あとがき
著者略歴

[担当からのコメント]
古代史のテーマといえば邪馬台国や卑弥呼といったところがメジャーですが、本書で扱う「空白の四世紀」はそれらに劣らず重要な時代です。日本という国がどのようにして生まれたのか、その黎明期をめぐる知的探究をどうぞごゆっくりお楽しみください。

[著者略歴]
八木 喬(やぎ・たかし)

1939年 新潟市生まれ
1958年 新潟高校卒
1964年 東北大学工学部電子工学専攻修士課程修了 同年 ㈱安川電機入社
2002年 退職
2015年 「大伴家持と万葉の歌魂(うたたま)」を摺歌書房より出版

新刊情報

       

22世紀アート
オフィシャルコーポレートサイト

百折不撓