青木誠四郎の理想とした新生日本の民主主義 :教育愛情論の生成と実践の軌跡

(著) 関根靖光

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作品詳細

[商品について]
―戦後の教育を変え、理想を持って歩み続けた「愛の教育者」―
児童心理学や教育心理学の研究者として活躍し、東京家政大学の教授・学長として学生に惜しみない愛情を注いだ教育者・青木誠四郎。彼が目指した新しい民主主義教育とはいかなるものであったのか。本書では家族や同僚、薫陶を受けた学生たちなど青木の教育の成果ともいえる人々の声を集め、また戦後の民主主義教育導入の中心人物の一人として活躍した文部省時代の業績を辿りながら、新生日本の民主主義的再建と教育改革の要として提唱した生活信条「愛情・勤勉・聡明」の教育的意義・目的から考察していく。戦後の日本の教育の原点を知り、これからの教育を考えるうえで示唆に富む内容となっている。

[目次]
はじめに
第1部 青木誠四郎学長時代の大学・短大生のアンケート調査結果
Ⅰ アンケートの趣旨
Ⅱ アンケートの設問内容
Ⅲ アンケート配布数と回答者についての集計
Ⅳ 全15 の設問に対する回答の特性分析
第2部 アンケート回答集
Ⅰ 大学卒業生(昭和28 年卒~35 年卒)アンケート回答
Ⅱ 短大卒業生(昭和26 年卒~33 年卒)アンケート回答
第3部 論考『青木誠四郎先生と生活信条~愛情・勤勉・聡明~』
序:青木誠四郎先生の描く「学園の夢」
第1章:『国民学校公民教師用書』から本学園の生活信条へ
第2章:戦後の道徳的空白を克服する種々の教育的試み
第3章:水曜講演の基本的枠組みとなった『道徳性の発達と教育』
第4章:水曜講演における生活信条3徳の生成と実相
あとがき

[出版社からのコメント]
教育について様々な問題が議論され、また教育改革が行われる今、戦後の民主主義教育はどの様な理想を掲げ何を目指して進もうとしていたのか、もう一度原点に立ち返りそれらが正しく実現されてきたのかについて考える時期に来ているのではないかと思います。本書を通じて、多くの方が教育について改めて考える機会を持っていただければ嬉しく思います。

【著者プロフィール】
関根 靖光

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