朗読のための古訓古事記
(著) 岸本弘
Amazon作品詳細
[商品について]
―朗読とともに古事記本来の姿が立ちあらわれる―
江戸時代後期の国学者・本居宣長が35年の歳月をかけて完成させた『古事記伝』には、綿密な考証のもとに原文ならびに傍訓が示されています。今日それは「古訓」と呼ばれ、その後の研究によって生まれた「新訓」の大きな土台となっています。本書は、音読によってその深い魅力を味わうことができる『古事記』を朗読したい方に向けて、選択しうるテキストの一つとして「古訓」を提供するものです。「幸田本」をベースに音読しやすいように工夫を凝らした、古事記朗読の楽しさを味わえる一書です。
[担当からのコメント]
昔の手習いは全て音読だったといいますが、それはテキスト自体がそうした性質を持つものだったからではないかと思います。音読によるリズムや息づかいによって見えてくる世界は、記紀歌謡をはじめとする日本の古典文学の新たな魅力を私たちに教えてくれます。ぜひご一読ください。
[著者プロフィール]
岸本 弘(きしもと・ひろし)
新刊情報