無謀になるな。振り返れ、準備をせよ

準備不足は、突然露呈する。

「エラーが起こらないようにしないと」
「それならこうしなきゃ」
「じゃあ、あれはこうしたいな」

思考が進むうちに、価値観まで変わって、見える景色も違ってくる。

「そもそも、これってこうじゃない?」
「そっか。こっちに進まないといけないのか」
「でも、こっちに進む準備はしてないよね」

こうして人は準備不足になり、テンパる。
僕の場合、まさに今手掛けている新規事業がそうだ。

はじめは、メインを支える新規事業のつもりで、企画をつくっていた。
しかしアップデートを重ねるうちに、
「メイン事業を超える事業になりそうだ」
「というか、そもそもの理念が間違っていたのではないか?」と気づいた。

そう考えていくうちに、設定していた期日なんてあっという間にやってくる。
しかもこれを、一緒にやるみんなに伝えなくてはいけない。
でも伝えたいことが難しくて、まったく伝わらない。
考える時間もなく、徐々にテンパる。

そういうとき、「それでも、やらなくてはいけないんだ。僕ならできる!」と果敢に立ち向かう人は、別に勇者でも天才でもない。
ただ無謀なだけだ。
どんなに簡単なことでも、準備なくしてはうまくいかない。

だからこそ準備は、物凄く大切だ。
準備さえしっかりしておけば、どんなに難易度が高くても上手くいく。
特に難易度が高い案件を前にすると、
「そもそもこれは、難易度が高すぎる」
「キャパオーバーだ」
なんて言い訳が出てくる。

人は、大変な準備が嫌いなものだ。
部活、勉強、、仕事で準備を怠る人が多い。
しかしすべては、その日までに準備がしっかりできたかで、結果は決まるじゃないか。
その結果は、才能や頭の良さではない。

“しっかり準備をしてきたか”どうかだ。

僕の新規事業のように、予測しなかったことは起こりうる。
そのときは、無謀に立ち向かわず、言い訳や横着をせず、また準備に戻るのだ。
一度休んで考え直す。

とにかく、立ち向かうだけがやり方ではない。

大切なことは、”やり方よりも在り方”だ。

準備不足に陥った時こそ、チャンスだと思って振り返ることにしよう。

株式会社 22世紀アート
代表取締役 向田 翔一

       

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百折不撓