アジアに生きる子供たち : その「心の風景」
(著) 伊藤大三郎
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―子供を見れば、その国がわかる―
母なるメコン川のほとりで托鉢する少年僧の静かな姿、猛暑のなか水壺を頭に人々に水を配り歩く少女のあどけなさ、清楚なアオザイ姿で勉学に励む女子学生の弾けるような若さ、ドッコを背負い重い荷を運ぶ少年のすれ違いざまの優しい笑顔、まだ上手く操れないロバに乗ってバザールを歩く少年の真剣な眼差しーー子供たちがふと見せる「心の風景」を求める著者の旅は、ラオス、ミャンマー、ベトナムからネパール、チベット、そしてインド、パキスタン、アフガニスタンへと続く。海外の旅の中でそこに生きる人々に目を向け、子供たちと触れあいカメラに収めてきた著者の、やさしさと郷愁に包まれた旅の記録。
[目次]
1.知られざる静かなる仏教の国 ラオス
2.美しきパゴダの国 ミャンマー
3.美しきアオザイの国 ベトナム
4.山の神々が住むヒマラヤの国 ネパール
5.シルクロード、砂漠の大地 中国・西域
6.秘境、天上の大地 中国・チベット
7.漢族の大地 中国・東域
8.天国と地獄、神々と信仰の国 インド
9.アジアの中継地点 パキスタン
10.砂漠と遊牧民の国 アフガニスタン
11.砂漠の大地 中東諸国
12.子供たちとの思い出
[担当からのコメント]
かつて日本にもあった人々の情景が数多く収められている本書は、時の流れと共に失われていく風景を優しい眼差しで切りとっています。単なるノスタルジーではなく生きるということへの思いも感じさせる作品たち、ぜひ手に取ってじっくりとお楽しみください。
[著者略歴]
伊藤大三郎(いとう だいざぶろう)
1946年(昭和21年)美濃加茂市生まれ。
1965年多治見工業高等学校卒業後三和刃物株式会社(現カイインダストリーズ株式会社)に入社。
1966年より関山岳会に入会して山を歩き始める。
1972年名古屋YMCAヒマラヤ登山隊に、岐阜岳連協力という形で参加して、プタヒウンチュリーに登頂(7,246m)。
1975年「ぎふ百山」と、1990年「続ぎふ百山』の写真編集にたずさわる。
1975年から76年と、一年間休職して、ソ連、欧州、北アフリカ、中東、東南アジアへと放浪の旅に出る。この時からカメラの画像は、山岳写真からシルクロード遺跡及び子供の写真へと変わっていった。
1988年からは、年2回のツアー旅行にかわり、シルクロードを中心に辺境の地の旅に出る。
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