旅支度ーー小田原随想:徳田正幸フォトエッセイ
(著) 徳田正幸
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[商品について]
―モノクロームの言葉の中にある、人生の彩り―
通勤の朝夕に東海道線の車窓からひそかに愉しむ相模湾の情景、大学生の夏休みに援農を兼ねた旅で訪れて以来何度も訪れた青春の地・北海道、小学生のときに見て以来30年振りに地元にやってくるサーカス興行に浮き立つ心、映画化された島崎藤村の名作を観ながら改めて思う日本の社会の不条理ーー故郷であり、教師として生き続けてきた地でもある小田原を中心に、これまで新聞や雑誌などに投稿してきた小文を味わい深い写真作品と共にまとめた「人生」という旅のフォトエッセイ。
[目次]
相模湾の表情を車内から楽しむ
中学生に贈りたい一冊の本『さぶ』
熟年の見る輝く映画を
私をささえた坐禅との出逢い
開催楽しみな小田原薪能
北海道放浪とユースホステルの青春
暗い生を覚悟する 私の『無明長夜』
『赤ひげ』保本登、改心の場
曽我梅林で散策楽しんで
小規模校転任で感じたこと
海外民間交流会 地味でも末長く
参禅会で知る騒々しい現世
時の流れに思いをはせる 映画『泥の河』
「カメラ断ち」、捨てて見えてくるもの
建ててほしい特色ある校舎
家庭に外国人を招いて交流を
映画ファンがんばれ「ヨコハマ映画祭」
西湘バイパス有料に物申す
喫煙のマナーさえ守れぬ人は禁煙を
『戦場のメリークリスマス』生きる男妖しく
三十年ぶりの開催 サーカスに期待
淡い緑と歴史秘話 初夏の曽我梅林
新たな門出に がんばれ若鳥
『破戒』丑松、出立の朝
生活に根づいた「しば焼き」に愛着
あとがき 徳田正幸
先輩崇拝 北川和夫
[担当からのコメント]
時が止まったような一瞬の静寂を感じさせる写真と、時の流れのなかに生きるということの移ろいを感じさせるエッセイ。そしてそれらが重なり合ったときに感じる不思議な読後感。そんな心落ち着くひとときを味あわせてくれる本書、ぜひじっくりとお楽しみください。
[著者紹介]
徳田正幸(とくだ まさゆき)
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