グループ関係学入門: ジョハリの窓
(著) 髙谷修
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1963年に出版された『An Introduction to Group Dynamics Group Processes』の訳本!
サンフランシスコ州立大学臨床心理学者ジョセフ・ルフト(Joseph Luft)とハリー・インガム(Hurry Ingham)の2人によって考案された「ジョハリの窓(自分自身が見た自己と、他者から見た自己の情報を分析する、心理学モデルのひとつ)」。本書は全章にわたって「自律と他律の調和(interdependence)」という概念を「ジョハリの窓」から説明し、グループ形成のための「高貴な自律と他律」の確立を訴えた書。「ジョハリの窓」について学びたい人におススメの一冊。
「グループ関係学とグループプロセス論の分野は、社会科学の領域でおおよそ定義される。それは、社会心理学、社会学、精神医学、企業心理学、ソーシャルワーク(社会事業)、臨床心理学などの学問分野と重なる。数々の提起が、応用分野と理論分野から日常生活における実際的な問題から高度で特殊な理論上の問題まで、すなわち、企業管理における実体験の研究者と心理分析者の洞察から、コミュニケーションの数学的モデルの概念についての複数の家族調査から、国民会議の報告書における子ども達の遊びの観察などからなされている。」(本書「はじめに」より)
【目次】
はじめに
1章 グループ関係学入門
2章 グループプロセス論を学ぶための演習方法の要素
3章 ジョハリの窓――個人間関係の「知ること」の図式モデル
4章 グループプロセス論における基礎的な問題
5章 企業におけるグループプロセス論の調査研究
6章 グループ関係学と臨床心理学
7章 教師とグループプロセス論
あとがき
【著者プロフィール】
髙谷 修(たかや・おさむ)
京都市在住
1948年 北海道瀬棚郡北桧山町栄 生まれ
1953年 5歳;重症筋無力症発症。21歳;同症再発。治療、現在に至る
1977年 専門学校三育学院カレッジ入学 1981年退学
1979年 玉川大学文学部教育学科通信教育課程入学 1984年卒
1984年 佛教大学社会学部社会福祉学科通信教育課程入学 1989年卒
2008年 佛教大学大学院教育学研究科通信教育課程入学 2010年修了
1981年 両洋学園小学校教諭 1990年退職
1998年 京都保健衛生専門学校講師 2007年退職
1999年~京都府看護専修学校講師
2001年~奈良県立奈良病院付属看護専門学校講師 2016年退職
国立療養所宇多野病院付属看護専門学校講師 2002年退職
洛和会京都看護専門学校講師 2006年退職
2005年~(独)国立病院機構京都医療センター付属京都看護助産学校講師 2014年退職
2009年~しぎさん看護専門学校(奈良県)講師
大和高田市立看護専門学校(奈良県)講師
(医療法人社団)岡波看護専門学校(三重県)講師 2019年退職
2013年~(専)京都中央看護保健大学校講師
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