ジェンダーイデオロギーの真実
(著) 楊尚眞
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―「ジェンダーイデオロギー(理論)」は、あくまで一つの「思想」でしかない―
先進国で広まりをみせている「ジェンダーイデオロギー」は、性の解放を謳うグローバルな性革命の中で、これを実現する思想として日本の大学や教育現場に浸透しつつある。しかしあたかも公認された理論であるかのようなこの思想について、その内容を知っている人はそれほど多くはない。本書では、この「ジェンダーイデオロギー」は如何なるものであり問題となるものは何なのかを、その先駆者であるジュディス・バトラーから説き起こしながら、性の多様性や同性愛、同性婚、人権などの諸問題を検討しつつ明らかにしていく。これから知る人も既に知っている人も、全ての人にお薦めしたい日本人のための「ジェンダーイデオロギー」入門書。
[目次]
まえがき
第1章 ジェンダーイデオロギーと性革命
ジェンダーイデオロギーとは何か。
「ジェンダー」という概念が意味するもの
ジェンダーリズムの目的
性革命を実現しようとした性革命者たち
性革命を実現するためのジョクジャカルタ原則
ジョクジャカルタ原則の適用の効果
性革命を実現するための「ジェンダー主流化」
ジェンダーイデオロギーが目指している性愛化
性愛化がもたらすポルノ影響による人間破壊
メディアを通じた同性愛の社会的波及効果
ジェンダーイデオロギーとキャンセルカルチャー
LGBTQ活動団体を支援するクローバル企業
第2章:性の多様性の問題
「性の多様性」の問題
LGBTQの主張を容認しないことは差別なのか。
性差別とLGBTQ
ジェンダー平等と男女平等
「ホモフォビア」という言葉の武器
第3章:同性愛の議論
同性愛の選択・変更の可能性
同性愛が先天的でない最近の研究結果
フロイトとユングの同性愛に対する見解
同性愛は先天的・遺伝的であるという仮説
同性愛の後天的要因についての研究結果
同性愛者の人口増加
同性愛・両性愛と性同一障害は同じものか
同性愛者とトランスジェンダーの違い
クィアとは何か
同性愛者に関する誤解
政治的圧力による同性愛の正常化
第4章:同性婚の議論
同性婚賛成論の根拠
同性婚賛成派の反対派に対する意見
同性婚反対論の根拠
第5章:同性愛・同性婚の社会的問題
HIV/AIDSの問題
精神疾患問題
性行動問題
同性愛と性的虐待
同性カップルの子供が受ける影響についての研究
同性の親に育てられた子供の苦悩
同性愛合法化はさらにLGBTQ人口増加をもたらす
同性婚合法化が引き起こす社会問題
同性婚合法国においての性的弊害
平等法や差別禁止法制定による弊害の可能性
差別禁止法成立国と逆差別事件
同性愛者による未成年の同性に対する性虐待事件
脱同性愛治療の禁止問題
第6章:LGBTQの人権問題
LGBTQ人権運動家の目的
同性愛と同性婚は人権か
同性カップルの養子縁組問題
LGBTQの人権に対する誤った認識
日本の同性愛・同性婚支持者の人権認識
同性パートナーシップ制度導入の問題点
同性婚は世界の潮流だから合法化すべきか
第7章:同性婚合法化による教育への影響
学校教育への影響
同性婚合法化に連なる包括的性教育
ジェンダーイデオロギーに基づいた包括的性教育による影響
LGBTQ問題について政府や民間で何をすべきか
家庭と社会の子供育成環境
LGBTQに関する教育的対応
学校教育でLGBTQについてどのように教えるべきか
性教育の基本は純潔教育である
まとめ
ジェンダー問題に関する研究書籍と研究論文
[担当からのコメント]
性文化に関わる問題は、タブー的な要素もあって気軽に他人と議論するという訳にはいかない面もありますが、だからこそ自分で学びしっかりとした自分の考えを持つことが必要ではないかと思います。そのための一助として、ぜひ本書を多くの方にご活用いただければ嬉しく思います。
[著者のプロフィール]
楊尚眞
米ニューヨーク州立大学バッファロー校 (社会学専攻)
韓国延世大学大学院 (宗教教育学専攻) 神学修士(Th.M)
米シカゴ神学大学院牧会学(臨床心理学専攻) 牧会学博士(D.Min)
同大学院宗教教育学専攻 哲学博士(Ph.D)
専門は宗教教育学、臨床心理学
著書に『同性愛と同性婚の真相—医学・社会科学的な根拠』、『科学研究とLGBTQ-性的指向・性同一性・性自認は不変ではないー』、『キリスト教と同性愛-聖書・科学・教会』など多数。
訳書に『同性愛は生まれつきか。—同性愛の誘発要因に関する科学的研究』、『ジェンダーとトランスジェンダーの正しい理解』、『アメージング・エクソダス-同性愛をやめた李ヨナ牧師の物語』など。現在、弘前学院大学文学部教授
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