おやじの海 : 勝手のカズ

(著) 大野一敏

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作品詳細

[商品について]
―生命の海、母なる海は、貴方にとってどんな存在だろうか―
むかしは船橋浦と呼ばれていた「おやじの海」を愛し、今日も漁師として海に出て、妻には「勝手のカズ」と捨て台詞を吐かれながらも、船橋から海を思い、日本のみならず世界に向けて海への提言をする――そんな海と船に人生を捧げてきた著者が、埋立て問題から漁師という仕事、旬の味にマリンレジャーまで、これまで新聞や雑誌、タウン誌などで連載してきた記事をまとめたエッセイ集。

[目次]
おやじの海
第百四回国会 参議院予算委員会会議録第六号
湊町暮らし
諌早湾に見る日本の海への取組
春が深まる
なぜ今サンフランシスコ湾なのか
江戸時代から続く東京湾の埋め立て 〈桑港湾の知恵がまぶしく見える〉
まぼろしの〝東京湾政策〟
東京湾を忘れないために
続・東京湾を忘れないために
海辺の街
続・海辺の街
知的に考えられた街「グランビル」
東京湾の主「大穴子」の9日間
海から見た日本
東京湾のボラ
友遠方ヨリ来タリ 人生意気ニ感ズ
スローフード運動
マンボウ(翻車魚)
偉大な海「三番瀬(さんばんぜ)」
2003年の漁模様
平和のカギ 食糧事情
フェアプレー
散る桜、残る桜も散る桜
オリンピックと「肉体改造」
「サンフランシスコ湾にまなぶ国際シンポジウム」開催
東京湾と桑港湾
己を知る
山椒は小粒でピリリと辛い
東京湾に絶滅危惧種「コククジラ」現る
独断と偏見 戦後変わったこと
心配な三番瀬の将来
少子高齢化時代に「価値ある海辺」
日本を追いかける中国 先が見えない日本
わが身をつねって 人の痛さを知る
明るい明日がある
羽田第四滑走路建設に異義あり
「魚と土捨」の内湾模様
サンフランシスコ・ウォーターフロント報告(1)
サンフランシスコ・ウォーターフロント報告(2)
サンフランシスコ・ウォーターフロント報告(3)
サンフランシスコ・ウォーターフロント報告(4)
サンフランシスコ・ウォーターフロント報告(5)
サンフランシスコ・ウォーターフロント報告(6)
サンフランシスコ・ウォーターフロント報告(7)
サンフランシスコ・ウォーターフロント報告(8)
己を知らざるは愚にひとしい
三番瀬の役割
雪隠詰め
明日の漁業
自然に還れ
知事選に思う
新知事とオバマ
9年目の三番瀬再生会議
世界都市水フォーラム
足らざるは過ぎたるに勝れり
街おこしの旗印
4月3日舟祭り
新海上交通システム
温故知新 御神輿と祭
スズキの水揚げ「日本一」
東京湾の青潮(貧酸素水)
東京湾の青潮②
東京湾の青潮③ ―チェサピーク湾の具体策―
船橋市漁協の震災被害①
船橋市漁協の震災被害②
他山の石 中国高速鉄道
「不都合な真実」同じ日本人なのに
サンフランシスコ訪問 BAY MODEL VISITER CENTER
サンフランシスコ湾モデルと東京湾
「迫りくる危機」私の思い過しか
生物多様性は地球の姿だ
日本のコスモ石油(株)と東京湾 米国とチェサピーク湾
魚を食べない 魚食の民
震災後の江戸前漁
漁師の生きざま
燃油高騰対策
民間外交
船橋宿は湊も賑わっていた
カナダ・グランビルアイランドに学ぶ
気になること
江戸前の伝統食
東京湾漁業の将来
成長戦略は「規制緩和」にあり
持続可能な東京湾漁業を考える
持続可能な東京湾漁業を考える② 〝心配なスズキ資源〟
いつまで続くか原油安
人を見て法説く
家康と船橋(家康公没後400年)
家康と船橋②
冒険旅行
冒険旅行②
旅と免税
世界が騒がしい
己を知る
別れ
なぜ「三番瀬港まつり」か?
欲望の果て
一寸先は闇「人生は冒険だ」
一寸先は闇「人生は冒険だ」②
一寸先は闇「人生は冒険だ」③
短くも長い「人生は冒険だ」④
一寸先は闇「人生は冒険だ」追伸
旬の味
つれづれ
漁師の独白   ボート・ヨットとの共存を考える
あとがき
著者略歴

[担当からのコメント]
恵み豊かな海、先人たちが海と生き育んできた歴史と文化、そうしたものは大切に守っていかなければならない宝であり、そんな日本に生まれた私たちは本当に恵まれていると本書を読んで改めて思います。海から見つめる日本論とでもいうべき本書、ぜひご一読ください。

[著者略歴]
大野一敏(おおの・かずとし)

1939年3月、船橋生まれ。
「大平丸」社長。東京湾北部巻網事業協働組合長、千葉県内湾巻網組合長を兼務。船橋市観光協会会長。NPO「ベイプランアソシエイターズ」を率い、海への提言も。著書『東京湾で魚を追う』(草思社)など。柔道四段。船橋市湊町在住。

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