インドの残像
(著) 河野眞典
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―インドは、カオスと人とバイタリティであふれている―
昭和46年8月、日本青年海外協力隊の野菜栽培指導のために派遣されたインド。アフリカに憧れて協力隊に応募したのにインド行きを告げられ、嫌々ながらインドを訪れた著者は、日本の常識が通用しないインドの農業を目の当たりにし、おおらかな村人たちと交流を深めるにつれその魅力に引き込まれてゆくーー訪れるたびに新たな一面を見せてくれる奥の深いインドという国を、協力隊の実際の暮らしや不思議と日本と似ている習慣など様々な視点で綴った日印文化論的体験記。
[目次]
はじめに
インドとの関わり
インドの人びとへ
日本に見るインドの残像
ベジタリアン宣言
村祭りデビュー
マハナディ川の幽霊
男の正体
恐竜を食べたヘビ
チャルメラおじさん
インドトイレ事情
裁判
幻の国際免許
協力隊員の苦悩
折り鶴の一家
撮影禁止
大洪水
赤い糸
逝(ゆ)く者と遺(のこ)される者
「死の町」ボーパール
人づくり
死を待つ人の家
動き始めた巨象
あとがき
【参考文献】
著者略歴
[担当からのコメント]
インドをいう国から連想されるものというと仏教、ガンジス川、タージマハル、カレー、ガンジー、カースト制度など色々とありますが、そうしたステレオタイプなイメージを脇に置いて眺めると、インドにはまた違った魅力や楽しみがあることに気づきます。インドにはまっている方はよりインドが好きになり、そうでない方も読み終えた頃には親しみを持っていただける、そんな一書です。ぜひご一読ください。
[著者略歴]
河野 眞典(こうの・しんすけ)
一九四七年愛媛県生まれ。
日本青年海外協力隊員としてインドへ。
国際協力事業団専門家としてバングラデシュへ。
農協職員を経て現在農業。
著書「写真集 懐かしきインドの人びと」
「インドの残像」 「太平洋の虹橋」
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