二階堂進 : 清貧・愚直の政治家
(著) 上城恒夫
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―国民の一人一人ために、なるか、ならぬか。それが問題だ―
自民党の幹事長や副総裁を歴任し、戦後日本の政治史に大きな足跡を残した政治家・二階堂進。薩摩の大先達・西郷隆盛を愛し、一筋縄ではいかない政界の中で愚直なまでに信念を貫いたその政治家人生は、清廉で剛直なそのものだったー若き日のアメリカ留学から政界を引退した晩年まで40年近いその人生の歩みを、報道人として奇しき縁で出会った著者が綴る、偉大な一人の政治家の半生記。
[目次]
序章――人生は曲折の旅
出会いの縁
孤独・深々(しんしん)
清貧は隼人の心情
挫折からの旅立ち
ロマンの里の隼人の系譜
腕白少年、青春の蹉跌(さてつ)
遠い国、アメリカへ……
アメリカで体験する政治の〝明〟と〝暗〟
病苦と反日感情のはざまで…。
人間・二階堂への目ざめ
さらば愛しきアメリカ
破局への暗雲―日米開戦
権力なんぞに負けるものか
敗戦と混乱の中から……
反骨と挫折で培った政治の実力
選挙下手が心配で……
〝決断と情の男〟との出会い
北京の青い空の下。日中国交正常化へ
紆余曲折(うよきょくせつ)こそ腕の振るいどき
波乱万丈―政界は非情
終章―〝泰山北斗(たいざんほくと)〟晩節の道
国際社会への視線
昭和がいく――
思い、いろいろ
新しい道に向かう
あとがき
参考資料
著者略歴
[担当からのコメント]
政治家というと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。表裏がある、保身に長けている、弁舌や人気取りだけは上手い、そんなイメージを持つ方も少なくないかも知れません。本書で描かれているのは、そのイメージの真逆を行った政治家です。こんな政治家がまた現れてほしい、そんな思いを抱かせる本書、ぜひご一読ください。
[著者略歴]
上城 恒夫(かみじょう つねお)
1932年、ソウル生まれ、鹿児島県出身
新聞記者、テレビキャスター、NTV映像センター、プロデューサー、NHKなどで番組構成作家。
著 書
「六千億の黄金を掴んだ男」(山手書房)「がらっぱ先生大いに奮戦す」(新人物往来社)「坂本龍馬大辞典」(共著、新人物往来社)「博学紀行・鹿児島県」(共著、福武書店)「出版・書店これからどうする」(共著、ぱる出版)「二階堂進・人その政治への志」(共著、ぱる出版)ほかエッセイ等。
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