ボンズとオヤジと言葉とニンゲン――よりよく生きるために、今を生きたいものです
(著) 黒滝至
Amazon作品詳細
[商品について]
―青二才でも、ボケていても、そこには確かにヒトのことばがある―
「ことばと人間」というテーマに興味を持って30年。長い教職生活の中で、日々ことばを使って人とつき合い、本を読み、考え、感じ、さらにそんな自分の日常体験をことばで表現しながら生きてきた。結婚して子どもが生まれたとき、その子がことばを習得して行く過程に興味を持ち、それを「ボンズ日記」や「りきべェ」という形で書いた。父親が突然ボケ出して、その介護を家族みんなで協力し合ってやらねばならなくなったとき、ユーモラスで面白おかしく、介護しながらも家族で度々大笑いさせられたその言動を「ことばと人間」体験として日々書き留め、それを介護記録として綴った。そしてこの幼年と老年の記録の間に、自身の学生時代と高校教師現役時代の体験を入れて、人の一生を「ことばと人間」をテーマに描いた作品が生まれた――。人生とは、人間とは何かを言葉と人間の体験の中に見続けた、家族と自分のニンゲン記。
[目次]
まえがき
一、ふる里に思いを寄せる
【Ⅰ】生わが子の誕生と幼年
一、ボンズ日記【〇歳〜四歳】
Mar. '72 ボンズ誕生(〇歳)
Jan. '76 ボンズ日記(1)(三歳)
Feb. '76 (2)
Feb. '76 (3)
Feb. '76 (4)
Feb. '76 (5)
Feb.~Mar. '76 (6)(四歳)
Mar. '76 (7)
Mar.~Apr. '76 (8)
Apr.~May '76 (9)
May~June (10)
二、新ボンズ日記記【五歳〜六歳】
Jan. '78 新ボンズ日記(1)(五歳)
Feb. '78 (2)
Feb. '78 (3)
Mar. '78 (4)(六歳)
Apr. '78 (5)
Apr. '78 (6)
Apr. '78 (7)
Apr.~May '78 (8)
June '78 (9)
May~June '78 (10)
June '78 (11)
July '78 (12)
三、りきベェ【二歳〜八歳】
June '82 りきべェ(1)(二歳)
June '82 (2)
July '82 (3)
July '82 (4)
July '82 (5)
July '82 (6)
Sept. '82 (7)(三歳)
July '85 (8)(五歳)
Feb. '86 (9)(六歳)
Apr. '88 (10)(八歳)
June. '88「どーして?」
Apr. '83 ~『ボンズ日記』番外編~(十一歳)
【Ⅱ】若自分史―夢と思い出とコミュニケーション
大学時代と友人('60~'65)
大学と学問と先生
Sep. '68 学育への道――学び子たちとともに――
June. '93 なつかしのカラオケデート
June. '93
July. '93『学育の心』を学び子たちに ―つゆ空に 波紋もうれし 田んぼかな―
June. '94 我が家のミステリー(?)
July '94 禁断の愛と孤独
Aug. '94
Aug. '94
Sept. '94『クレヨンしんちゃん』のことばと人間
Aug. '95 大仁高校二十年後のクラス会
Aug. '95
Sept. '98 異国の女性と混浴
Nov. '98「せんせェ、燃えてきました!」(伊豆中央高校生たち)
Nov. '98『イタズラなKiss』の愉快な人間関係
Oct. '99 クロタキのタヌキは?(教育実習生)
Jan. '00 リカ先生泣き笑い(?)
Apr. '00「わたしはゼッタイろうすいで死んでみせる」
May. '00 スクールフェスティバル(「清流祭」)
May. '00
Nov. '00 ボンズ挙式
Mar. '01
Mar. '02 夢はタイムスリップ(?)
June. '02
July '02 『美女と野獣』(?)―感動的な出会い
Sept. '02 卒業生と我が家で
Oct. '02 ボンズ(長男)夫婦と北九州への旅
【Ⅲ】老オヤジのボケと死…歌と浄土真宗
June. '01 オヤジと温泉
June. '01 トイレの恐怖
July. '01
July. '01 エレベーターのボタン
July. '01 ウンコ騒動
July. '01 行方不明(?)
Jan. '02 雪の夜の作並温泉
Jan. '02 ~オヤジ言行録~
Feb. '02 ~ オヤジの忙しい(?)一日 ~
Feb. '02 奥松島の温泉へ
Mar. '02 真夜中の校歌独唱
Apr. '02 春の夜の姪姉妹親を思う
Apr. '02 肛門のユーモア
June. '02 オヤジ最後の日々
July '02 葬儀の感動
Dec. '02 紅葉の京都と輪番さん語録
AUG'03 ~あとがき~
著者略歴
[出版社からのコメント]
人はなぜ生きるのか、何のために生きるのか、そんなことを考えなくても人は日々生きています。しかし、それを考えることによって初めて見える人生の風景があるのではないかと思います。不確実な時代と言われ、多くの人が生き方に迷う今だからこそ、ぜひ多くの方にお読みいただきたい作品です。
【著者略歴】
黒滝 至(くろたき・いたる)
1940年、東京生まれの北海道育ち(夕張と室蘭)。東北大学文学部(英文学専攻)卒。静岡県立高校教諭となり、2001年春、定年「卒業」。現在は伊豆修善寺に在住。図書館(と温泉)通いをしながら折にふれて気ままにエッセイ(「学育論」)を継続執筆中。
新刊情報