「備前焼」入門書
(著) 白鳥嘉宣
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備前焼の基礎知識が身につく! 備前焼ファン必見の一冊!
「備前焼に興味を持ち始めた方はもちろん、今すでに手元の備前焼コレクションを楽しんでおられる方も、初心にかえってこの本をお読みいただければ、より一層備前焼が好きになることでしょう」(本文より)
本書は、「⒈備前焼がどのような工程で作られているのか」「⒉作品の焼きあがりには、どのような種類があるのか」について丁寧に解説した入門書。また著者の備前焼に関するエピソードも含まれているため、より一層備前焼を身近に感じることができる構成となっている。
奥深い備前焼の魅力をより一層楽しむための一冊!
「備前焼の長い歴史のなかで、隠崎隆一が開発命名した『混淆土』は備前陶芸界にとって、大変画期的な事であるといえます。(中略)隠崎隆一(岡山県重要無形文化財認定)が開発した『混淆土』とは、備前陶土として普通に使われているヒヨセに、原土を選別する際に捨てられて来た屑土を混合した陶土を指します。(中略)隠崎はこの屑土に目を付け、長い時間を掛けて研究しています。私の知る限りでは二〇〇〇年頃から一部の作品に混淆土を使い出していました。(中略)備前陶土の希少化は、増々激しく備前陶芸界の大きな壁となっています。新しい土の開発は隠崎が備前出身でなかったから、達成出来た快挙だと著者は感慨深いものがあります。」(「新しい土の開発」より)
【著者プロフィール】
白鳥 嘉宣(しらとり・よしのり)
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