[小説]ベーシック・インカムは可能か――必要最低限の生活を営むための「国民配当」という新時代の社会構想
(著) 坂根修
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――現行の税制を前提に試算すると、ベーシック・インカムの国民一人あたりの支給額はどの程度でしょうか。
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正解は、本書第5章「新党・Zの会旗揚げ」をご覧ください。
資本主義体制が行き詰まりを見せ始め、政府が実行する景気対策も成果は芳しくなく、資本の空回りのような無駄遣いが続く日本。労働環境は一向に改善の兆しをみせないばかりか、非正規雇用に拍車がかかりワーキングプアという社会問題まで生まれている。この様な時代に日本という国が存続していくためには、これまでにない新しい発想が必要である。本書は、そうした視点のもと、ヨーロッパで盛んに議論され、社会保障を廃止してすべての国民に定期的に現金を支給するベーシック・インカムの構想を小説風に分かりやすく解説した作品である。別著『日本の進むべき道 : ベーシック・インカム』と併せ、多くの方にお勧めしたい内容となっている。
[目次]
はじめに
ベーシック・インカム
第一章 年金を支払ってこなかった人が 年金をもらうことは是か非か
第二章 理想を持てるか日本人
第三章 再び畑で、政治談議
第四章 須長賢一郎
第五章 新党・Zの会旗揚げ
第六章 月、満を待つ
批判能力
あとがき
著者プロフィール
[出版社からのコメント]
投票に行っても、政権が変わっても、私たちの暮らしは一向に良くならない、そう感じている方も多いのではないでしょうか。では私たちはどうすべきなのか、本書はそうした問いを発する物語です。無関心という餌を政治家に与え続けるのは止めて、国のあり方を考える機会として、ぜひ本書を多くの方にご活用いただければ嬉しく思います。
【著者プロフィール】
坂根 修(さかね・おさむ)
1944年東京生まれ。1962年東京都立農芸高校卒業。
東京農業大学在学中に南米ブラジルに渡る。
10年後に帰国。2年ほどのサラリーマン生活のあと、埼玉県寄居町で営農の傍ら「皆農塾」を開く。
1989年皆農塾分室を愛媛県肱川町(現大洲市)に開設。現在に至る。
著書
『都市生活者のための ほどほどに食っていける百姓入門』(1985年 十月社)
『痛快、気ばらし世直し百姓の塾』(1987年 清水弘文堂)
『ブラジル物語』(1988年 清水弘文堂)
『脱サラ百姓のための過疎地入門』(1990年 清水弘文堂)
『ベーシック・インカム(国民配当)投票に行ってお金をもらう構想』(2016年 文芸社)
『明日のための疎開論』(2017年 文芸社)
『移民船上のわが友』(2018年 ルネッサンス・アイ)
『五つ星無料レストラン』(2019年 ルネッサンス・アイ)
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