戦争と差別のない世界をめざすリーダーのための新釈迦論:人間ブッダの思想と科学的知見から見いだす「人類の普遍的叡智」とは
(著) 塚原淳一
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―「人間」ブッダの思想を最新の科学的知見で裏付けた「人類共通の思想」を学ぶ―
人の心の現れである宗教は、信仰の受動的側面だけでなく、人がより良く生きるための哲学や人々を導く思想基盤の能動的側面を持つ。しかし現代世界では後者の側面が軽視され、人間としての深い価値判断基準を欠くリーダー層が増えている。折しも、核超大国ロシアの大統領プーチンが起こしたウクライナ戦争は、世界を混乱に陥れた一方で、この特異な「価値観」と「歴史観」を持つ独裁者を諫めて戦争を止めさせる人物が世界に居ない、またその方策の無いことを明らかにした。
今から2,500年前、大国が小国を飲み込む戦乱のインド世界で、自らが優れた精神的指導者「ブッダ」となり、二大国の国王を身近で啓蒙し指導して、戦争のない平和な一時代を実現させた「お釈迦さま」の思想と行動から学ぶところは多く、リーダーに必須といえる「宗教の本質」理解に適した新「釈迦ブッダ論」である。
[目次]
まえがき
第一章 お釈迦さまに会う
一、涅槃からの目覚め
二、クシナガラへ向かう
三、お釈迦さまに会う
第二章 阿南大介と安井幸子
一、アーナンダの再生と人生修行
二、安井幸子について
第三章 お釈迦さまとの対話
一、王子の出家
二、『悟り』とは
三、リーダーたちの啓蒙
第四章 人類への提言
一、人類への提言
二、アドバイス
三、日本人と日本仏教界への期待
エピローグ
参考図書
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
歴史に名を残す政治家や経営者の人生を見る時、そこに優れた思想や哲学のあることに気づく方は多いと思います。では、それらはいかに育まれるのか、本書は一つの答えを提示しています。特に、ウクライナ戦争を端緒に帝国主義復活と世界の分断が懸念される21世紀では、「普遍的な人間思想」を持つことが不可欠であり、影響力を持つ国や企業のリーダー層だけでなく、より良い積極的な人生に向けて歩みを進める全ての人々に本書をお薦めします。
[著者略歴]
塚原 淳一(つかはら・じゅんいち)
1940年広島県呉市に生まれ、岡山県津山市で少年時代を送る。
東京教育大学理学部物理学科を卒業後に、東京芝浦電気株式会社(現 東芝)で研究開発に従事。技術、製造、研究各部門の管理職を務めた後、ドイツ民主共和国(東独)向けプラント輸出で東・西両ドイツに駐在。また、タイ東芝照明(株)社長としてタイ国に駐在。
帰国後はハリソン電機(株)と東芝ライテック(株)の社長を務める中で、米国、英国、中国に子会社を設立して経営に当たる。
劇場演出空間技術協会、日本照明器具工業会、日本電球工業会の会長を歴任の他、照明学会国際活動委員長として「日中韓照明学会大会」を発足させ、組織委員長として運営。
照明学会(名誉会員)、総合人間学会、GNH学会、日本ブータン友好協会、GNH研究所に所属して活動する傍ら、「リーダーの卵養成塾」の塾長を務める。
この間に、西欧、東欧、イスラエル・エジプト・トルコの中東、インド・ネパール・ブータンの南アジア、東南アジア諸国、東北アジア諸国を旅して、各地域の風土と宗教文化を体感。
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