だから、医者は病気を治せない
(著) 内藤政人
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[商品について]
専門家である医師と患者は、医療という知識の面では対等ではない。
しかし医師は、患者の「治す力」がなければ病をいやすことはできない。
本書は、心臓の専門医でありながら、全国の患者からの「専門外」の相談にも真摯に向き合ってきた著者が、医療という行為について、医者が求めるべき姿について率直に述べた書である。
たとえ人体の構造は同じでも、医師はそれぞれの患者に違いがあることに意識を向け、患者と共に病に向き合わなければならないと語る本書の言葉は、医療関係者のみならず、患者となる私たちにとっても必見の書となっている。
「目次]
目次
まえがき
1 急ぎ足で来た高齢化社会
2 心筋梗塞なんか恐くない!!
3 経験豊かな医師とは
4 病気の予防は可能か
5 コレステロールを恐れるな
6 検査に明け暮れる現代医療
7 病院の設計とサービス
8 薬好き
9 日本の医者は優秀か
10 本当の名医
11 医者は病気を治せない
著者略歴
[出版社からのコメント]
現代医学の進歩は日進月歩といいます。かつては不治の病といわれた中には治療可能となった病もあり、私たちは技術の進歩によって多くの恩恵を受けています。しかし技術が進歩しても、病を治すのは患者自身であり、それを支えるのは「人」としての医師であることに変わりわないと、本書は私たちに教えます。医療は医師と患者という関係を越えて、私たちの社会全体で考えるべき行為でもあります。本をを通じて、多くの方がそのきっかけを得ていただければ大変嬉しく思います。
[著者プロフィール]
内藤 政人(ないとう・まさひと)
1946年 横浜市生まれ
1971年 慶應義塾大学医学部卒業
1976年 慶應義塾大学医学部大学院修了、医学博士
1978年 米国フィラデルフィア留学
1981年 国立病院東京医療センター循環器科
1994年 内藤クリニック開院
専門領域は不整脈、虚血性心疾患
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