部下が育たないと思ったら読む本──自分と部下をデザインしてスキルアップするための思考法

(著) 門脇竜一

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作品詳細

[商品について]

―部下が育たないのは誰のせいと問われたら、あなたは何と答えますか?―

現代のサラリーマンは常に評価の世界にさらされています。キャリアを積んで部下を持つポジションになれば、リーダーとして、マネージャーとしてチームや部下の業績にも責任を負うことになります。そしてサラリーマンのキャリア形成にとって、部下の指導育成ができるかどうかは、もはや無視できないポイントとなりつつあります。本書は、そんな現代のビジネス環境の中で部下の育成に悩むリーダーや上司の方々に向けて、社員教育コンサルタントとして長年活躍してきた著者が、「フィールドノーツ」の手法を取り入れた部下を「自分の分身」に育てるためのノウハウを実例を交えながら分かりやすく解説した育成マネジメント入門書です。上司やリーダーはもちろん、組織に関わる全ての方にお薦めしたい一書です。



[目次]

prologue

「部下を育てる」ことは上司にとってもキャリア形成になる

上司にとって嫌な問いかけ「育たないのは誰のせい?」

この職場にいる意味は自分がつくるものだ

〝今〟の部下に上司の「背中」は見えてはこない

部下育成はまずは自分の分身づくりから

現場の人材育成は実践できてこそ価値がある

第1章 部下は育てたいように育てよう 育てたように部下は育つ。そして、そこには具体的なデザインがなければならぬ

仕事がデキる部下って、どんな部下。ちゃんと言えますか?

一体、あなたは自分の部下にどのような力をつけさせたいのですか?

伸ばしたい部下の能力を具体的にしよう 意外と使える「社会人基礎力」という指標

どんな部下でも急成長できる秘策アリという耳寄り情報

究極のまとめ ~すべての仕事力の源泉は「課題発見力」にある

あなたが欲しい分身ってどんな人ですか?

column1 「指導」と「育成」の違い

column2 〝分身〟は単なるコピーやクローンではない

第2章 部下にあなたと同じ「考える力」をつけさせるためにすること あなたと同じように考えることができる人をあなたの「分身」と呼ぶことができます

現場での部下へのかかわり方~3つのツボ 「キャッチ」「モヤモヤ」「で、どうするの?」

お手軽・シンプル・使い易い 「フィールドノーツ」式という手法

「フィールドノーツ」から課題が形づくられて来るまでのプロセス

何を「視る」かがそもそもの出発点 アクティブキャッチングを大切に!

あるがままに視ないと、思考がズレてゆく恐怖

問題はキャッチした「事象」から発見される

自分がつくった「課題」は一生懸命取り組むもの

column3 「三行提案」で会社を変える ――サトーホールディングス

column4 昭和の飲みにケーションの教育効果

第3章 課題発見力をさらに開発するための3ポイント 現場で実践していくための具体的なガイドとして

基本は「キャッチ」「モヤモヤ」「で、どうするの?」 3ポイントを3ステップで進行する

あなたと同じようにモノを視られるように ――正しい「キャッチ」の仕方

冷静客観的に“現場”で“事象”を正確に書くことができるようにするために

あなたと同じようにモノを感じられるようにするために ――正しい「モヤモヤ」の仕方

「事象」をどのように「認識」するかで行動が大きく変わる原理とは

部下を指導育成するときに持つべき「認識スタンス」とは

あなたと同じように「で、どうするの?」 「こうするの」と打ちだせるように ―問題を解決するための取組みテーマ~「課題」のつくり方

column5 行動のもとになるのは、「認識」から生み出された「課題」

column6 型破りと形無し

epilogue

全ての出来事には意味がある!!

参考文献

著者略歴



[担当からのコメント]

同じ風景を見ても人によって感じ方が違うように、同じ職場にいても仕事に対する感じ方は人それぞれで、だからこそ人材育成は難しいのだと思います。そして人は千差万別だからこそ上手く育ったときの喜びも大きいのだと思わせてくれる、本書はそんな作品です。



[著者略歴]

門脇竜一(かどわき・りゅういち)



社員教育コンサルタント・研修講師

有限会社クリアマイン代表取締役



1963年兵庫県生まれの奈良育ち。奈良工業高等専門学校(化学工学科)から独学・独自の受験戦略で、関西大学経済学部に現役合格。1986年卒業(農業経済学専攻)後、同年4月のダイハツ工業株式会社入社を皮切りにサラリーマン人生を歩む。自動車販売会社(出向)を含め、プラントエンジニアリング・外食・化学業界の5つの会社を渡り歩く。5社の内訳は東証1部(当時)上場企業2社、上場企業関連会社1社(出向)と非上場オーナー企業2社であり、大企業から中小企業までの組織人経験を積み重ねた。2001年、それら経験を活かすべく、独立開業し、個人事務所設立の後、現在の有限会社クリアマインを設立。社員数10万人超の大手企業から10人以下の個性あふれるオーナー企業や公益法人・行政官庁といった官民諸団体の企業研修・幹部育成まで、全国各地で研修、コンサルティング、講演活動を行っている。また、起業家として、自らもカフェ(つばめ軽食店:兵庫県宝塚市)オーナーとして1円を稼ぐ苦しみ~継続発展の苦労を日夜実感していることが、机上の理論だけに偏らない実践的指導力の源となっている。今では、一年以上前からの予約が珍しくない講師となっている。また、コロナ禍の中で、一気に普及したZoomを活用してのオンライン研修・講演も好評を博し、その行動範囲を近年は更に拡大中である。



主な著書に、『小さな会社ではじめて管理職になった人の教科書』(秀和システム)、『先輩が部下になったら』(日本経済新聞出版社)、『年下上司にイライラしない40の技術』(秀和システム)、『会社を辞めたいと思ったとき読む本』(さくら舎)、『独学流受験生見参』(新風舎)がある。



E-Mail: clearmine@ric.hi-ho.ne.jp

ホームページ http://www.clearmine.com

note: https://note.com/kdwkryu/

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